9月30日、10月1日の2日にわたり、6年生が防災・減災学習ワークショップを行いました。講師は、IVUSA(NPO法人国際ボランティア学生協会・東京)理事の宮崎猛志先生と、協会に所属する学生9名の皆さんです。
初日、まずは防災・減災についてのレクチャーがありました。自然災害のこと、もしそうした災害が起きたときに被害を少しでも減らすための取り組み「減災アクション」のことなどについて宮崎先生のお話から理解を深めました。また、ボランティアは決して難しいことではなく、例えば小さな子どもと遊んであげることや、家で日常的にしているお手伝いのようなことも、立派なボランティア活動になるということを教えていただきました。
午後の授業は、2日目の「避難所づくり」の準備に充てられました。様々な事情を抱えた人が集まってくる避難所には何が必要か、どのような設備があればみんなが快適に利用できるかなど、考慮すべきことがたくさんあります。混乱の中で、今の自分たちでもできることは何か、アイデアを出し合いました。
◆生徒の感想◆
(宮崎先生の講話を聴いて)
●一番印象に残ったのは、「自分達にもできることがある」ということです。災害が起こり前にできる限りの備えをして、もしものときは誰かの相談にのったりプラスになるような声がけをしたり、私にできることをしようと思います。
●ボランティア活動=人助けや災害支援と、遠いものだと思っていましたが、宮崎先生の話を聞いて、ボランティアが身近なものになりました。大変なこともたくさんあると思いますが、困っている人を見たらためらわずに助けたいと思います。
(避難所設営の話し合いから)
●IVUSAの皆さんが私たちの発言や会話をちゃんと聞いて、それをふまえて質問や意見を出してくださったので、みんなの思いや考えがすべて詰まった避難所づくりができました。本当の現場で体験して分かった不便さなどを話していただいたことで「ここを直せばいい」と気づき、人の意見を取り入れることの大切さが改めてわかりました。
●活動時、班に入って下さった学生の方がとてもやさしく接してくれ、笑顔の力を実感しました。
災害とボランティア活動について話す宮崎先生
IVUSAのみなさんにアドバイスをもらいながら話し合う6年生