防災学習2日目。身近にあるものや自分たちで動かせるものを使って体育館で「避難所づくり」を行いました。
・プライバシーを守るための工夫
・共同スペースを利用するときのルールとその周知
・館内の動線の確保
・小さな子どもとその保護者、高齢の方、特別な配慮が必要な方など、皆が安心して過ごせる場所であること
「○○だったらいいのになぁ」「○○みたいになっていると便利」といった理想をかたちにしていった6年生。
避難所が完成した後、宮崎さんからは、「今日のみなさんのようにてきぱき動く人達は、周りを明るく元気にするし、日常に戻るまでの大きな原動力になります。困りごとを少しでも解消しようと知恵を出し合った今回の活動をきっかけに、普段から思いやりの気持ちを大切にしてください。」と講評をいただきました。
地震災害や気象災害、それらが引き起こす様々な被害への備えについてしっかり考える機会をくださったIVUSAの皆さん、ありがとうございました。
◆生徒の感想◆
(避難所づくり)
●高齢者がいることを想定して、必要最低限のものを置いて空間を広く使い、その場にあるもので作った手すりを取り付けました。先生たちから『日常に近く過ごしやすそう』と言ってもらえて嬉しかったです。
●「誰もが使いやすいように」「どうしたら気持ちのよい環境になるか」を考えました。共同のゴミ捨て場を作りルールを書いた紙を貼りましたが、IVUSAの方から「目の不自由な方がいたら?」と聞かれたので、みんなで考えてルールを読み上げる音声を流すようにしました。
●3時間(授業で確保した時間)でできるか心配でしたが、意見の衝突もなく、最後まで協力し合うことができました。
◆6学年主任から◆
今年の6年学年STEAMは、「未来の『命』を救え!~才教レスキュー隊~」と題し、防災・減災をテーマとして「災害に直面したとき、自分は何ができるのか」を探究する学習を行っています。
IVUSAの皆さんと協同して避難所づくりに取り組んだこの体験は、必ず今後の糧となります。今年度の学びはもちろん、これからの生活に生かせるよう邁進していくつもりです。
ダンボールベッドの上にマットを乗せ、支柱カバーを枕代わりに。
ダンボール端材でスリッパを作る生徒も。
6年生が作った避難所に、「居心地がいい」と4年生。