人の心や体を傷つけるいじめは絶対にしてはいけないと、法律で決まっています――。6月2日(木)、2年生が松本警察署の方から話を聞くいじめ防止教室がありました。
スクールサポーターの吉田さんは、「友達同士で遊んでいたとしても、押さえつけたり投げたりということを相手が嫌がればいじめとみなされ、暴行罪や傷害罪という犯罪になることがある」と説明。他にも、少し難しい言葉でしたが、だれかの持ち物を盗んだり隠したりすることは窃盗罪、友達ものや学校のものをわざと壊すことは器物損壊罪になる可能性があることなども教わりました。
もし、机に落書きをされたり、消しゴムを投げられたりということが続いたら・・・?
自分の身にこのようなことが起きたらどう思うか、しばらく考えた2年生。口々に、「いやな気持ちになる」と答えました。
「いじめた人が悪いのはもちろんですが、そういう光景を見ていた人はどうするか」という問いかけに、2年生からは、された人の味方をする、いじめはダメだと教える・・・といった意見が。
吉田さんは「見て見ぬふりだけは絶対にしないで。みなさんができることのひとつは、先生や家族、周りの大人に伝えること。もうひとつは、いじめられている子の話を聞いてあげること。悲しい思いをしている人がいたら、ちょっとだけ勇気を出して話を聞いてあげましょう」と話し、さらに、「いじめの中には犯罪になる行為がある。いろんな考えの人がいて、みんなが同じではないということを認め合い、違うからといって責めないこと。相手の立場になって考え、いじめをしたりされたりということがないように」とまとめて下さいました。
2年生に説明するスクールサポーター・吉田さん
事前にワークシートに書いた意見を発表する2年生