1学期の行事である第Ⅰ期生の遠足。1、2、4年生は5月末、そして3年生は天候不良による延期を経て6月11日に元気に校外での活動に臨みました。今回は、木祖村やぶはら高原「こだまの森」を訪れた3年生の様子をご紹介します。
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3年生の遠足当日は晴れ渡る青空で、最高の日和でした。学校から現地まではバス移動。「こだまの森」に着き最初に行ったのはニジマスつかみでした。体操着(長ズボン)を膝までまくって水に入りましたが、その冷たさに子どもたちのキャーキャーという声が上がりました。しかし、本気で魚を追ううちに、冷たいのも忘れて夢中になっていました。
ニジマスをすぐに捕まえられた子、速さに追いつけない子、また、魚が苦手で触れない子もいましたが、「そっちに行った!」「早く追い込んで!」と大騒ぎ。いつしか、濡れるのもお構いなしで、ジャブジャブと走り回っていました。友だちに助けてもらったり、いっしょに捕まえてもらったりして、最後の一人がつかまえられた時には拍手が起きました。自分で捕った立派なニジマスは、すぐに炭火で焼いてもらって、みんなのお腹の中へ・・・。
「こんなおいしい魚、食べたことありません!」
「皮がパリパリで、頭まで食べちゃいました!」
「こだまの森に住みたいです!」
その後は、ボルダリングやスラックラインの体験、鬼ごっこなどをして遊びました。広い広い草原の中を、思いっきり走り回る子や、初めてのボルダリングに挑戦し、何度落ちてもまた登っていく子もいました。
最後はこだまの森にあるサクラやナラ、クヌギなどの枝木を使ったイーゼル作りをしました。木にネジを通したり、のこぎりで木を切ったり、キリで穴をあけて爪楊枝をさしたりと、思いのほか難しい工程でした。作業の合間には版画もしました。周囲に生えている植物の葉や花、実を取ってきて、インクをつけてはがきに押し付ければ、すてきな葉書の完成です。時間の都合でイーゼルは完成に至りませんでしたが、とても充実した時間でした。
学校へ戻る車中では、疲れからみんな熟睡。全身で初夏の自然を味わった楽しい遠足でした。
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今年も1~4年生のために計画や準備を進めてくださった関係各所の皆様、ありがとうございました。保護者の皆様も遠足へのご理解とお弁当の準備をありがとうございました。
(上)「ニジマス捕れたよ! 」 (下)炭火焼きは大好評
ボルダリングに挑戦
(上)イーゼルの足を組む (下)葉っぱのスタンプ