4月8日(木)、第Ⅱ・Ⅲ期の進級式を行いました。
5年生(Ⅱ期生)と9年生(Ⅲ期生)は、学年ごとに時間をとって講堂に整列。今年も保護者の方々の出席はなく、当該学年の生徒と関係教職員のみで式を執り行いました。
前編では第Ⅲ期の様子、続く後編では、第Ⅱ期の様子をお届けします。
第Ⅲ期進級式
◇学校長式辞
進級おめでとう。最高学年になった気分はどうでしょうか。学校を導く立場になったみなさんに、大いに学校のことを任せます。自覚をもって、様々なことに取り組んでください。
まずみなさんにはこの一年間、現実から目を背けないと約束してほしい。コロナウイルス感染症の影響で、すでに延期や変更縮小が決まった行事もありますが、だからこそ、自分たちに何ができるかを常に考えて後輩の前に立ってください。高校受験に向けて自ら努力をする中で葛藤もあるでしょう。そこで掴んだものは、みなさんの財産になります。逃げずに、恐れずに、立ち向かい、自分の力を信じて各自が乗り越え、結果を出すことを願います。
内閣総理大臣を務めた大平正芳さんが「政治とはいかにあるべきか」ということを説いたものに『楕円の哲学』があります。二つの中心点が緊張して美しい形を描く楕円になぞらえ、ここではその点となるものを「守らなければならないもの」と「変えていかかなければならないもの」とします。緊張を保ち、みんなで美しい楕円を描きましょう。
学校長式辞に続き、Ⅲ期生には、その証となる青いネクタイが贈られました。
代表してネクタイを受け取った坪根くんは、「私たち9年生は、青いネクタイの意味を受け止め、この1年間、最高学年の自覚をもって行動します。」と宣言。
担任からネクタイを受け取った生徒たちは、記念写真撮影のため、早速ネクタイを付け替えました。級友同士で乱れがないか確認し合い、「よく似合うよ」と先生たちに声を掛けられうれしそうな表情を見せていました。
ネクタイを付け替えました