7月7日(火)、1・2年生の防犯教室を行いました。長野県松本警察署生活安全課の吉田さんにお越しいただき、1・2年担当の先生たちが「怪しい人」に扮し、次のようなロールプレイを行って子どもたちに注意を呼びかけました。 ①前から歩いて来た人に「一緒に公園へ行こう。楽しいよ。」と声をかけられ、体を触られそうになる。 ②車に乗った人から、「○○に行きたいけれど道がわからなくなって困っている。車の中にきて地図を描いてほしい。よかったら案内してもらえる?」と頼まれる。 ③近くに住む人から、「おいしいお菓子をたくさん作ったけれど、一人では食べきれない。家に来て一緒に食べよう。」と誘われる。 このようなときに、はっきり「できません・しません」と言えて、大声で助けを呼ぶことができればいいのですが、状況は様々。吉田さんは生徒たちに、しっかり断ること、相手の手が届かないところまで離れること、車のドア付近に近づかないこと、できればナンバーを覚えてメモを取ることなど、なぜそうした対応をすべきかという理由まで、丁寧に教えて下さいました。 「ランドセルや荷物をつかまれたら、どうしますか?」と聞かれた生徒は、「全部おいて逃げる」と答えました。 吉田さんは「お家の人が買ってくれたランドセルも大切だけれど、自分の命に代えられるものは何もありません。まずは命を守ることを一番に考えて」と話し、生徒も真剣に聞いていました。 また、通学途中には一般のご家庭やコンビニエンスストアなど、万が一のことがあったときに子どもを保護し警察へ通報してくれる「こどもを守る安心の家」があり、怖い思いをしたときに警察署や交番以外に頼るべき場所があることも、改めて学びました。 しかし、本当に困っている人もいるかもしれません。もし場所を聞かれて自分の知っているところであれば、「あっちです」と指で示して、決して行動を共にしないように、とのお話もありました。 ちなみに、「知らない人に対して挨拶をすることは悪いことではありません。」とも。元気で気持ちのよい挨拶は、本当の不審者に「ここでは悪いことはできないな」と思わせる抑止力になることがあるそうです。
授業終盤には、ランドセルについている防犯ブザーを片手で鳴らす練習をしました。取付位置、電池が消耗していないか、実際に音が鳴るか、この機にご家庭でも確認をお願いします。
車のナンバーや特徴が「てがかり」に
知り合いでも、約束のない誘いは断ろう
防犯ブザーの使い方をおさらい