11月27日(火)2時間目、7~9年生対象の「LIVE先達」を行い、市内浅間温泉にあるホテル玉乃湯の館主 山﨑良弘氏をお招きして「信州蕎麦が紡ぐ絆 日本とスペイン ~すべてはひとつながり~」という演題で講演していただきました。 お客様に提供するそばは全工程手打ちにこだわり、「信州そば切りの店」の普及に努めている山﨑さん。「スペイン語」と「そば打ち」という2つの特技を生かし、いろいろなご縁があってスペインに信州そばの種をまくチャンスを得たこと、栽培・生産の課程で現地の青年に本格的にそば打ちを教えることになったことなどを話してくださいました。 また、日本のそば文化をスペインに定着させることを自身のライフワークと位置付け、スペイン国内で改めて信州そば文化を広めることになったコリア・デル・リオ村の住民に多く見られるJapon(読み:ハポン)姓が、安土桃山~江戸時代初期の武将、支倉常長(はせくらつねなが)のローマ使節団の子孫に由来しているという興味深いお話もありました。 ご自身のキャリアは「損得勘定ではなく、純粋にふるさとを大切にする思いの結びつき」によってもたらされているものであり、「先人たちが培ってきた伝統と風土の延長線上にいる我々が、それをを守り伝えていく努力を怠ってはいけない。郷土を愛し、そこに暮らす人を愛し、与えられた役割に感謝して素直に行動してほしい。」と、生徒たちに語り掛けてくださいました。 山﨑様、大変貴重なお話をいただき誠にありがとうございました。
LIVE先達:第一線で活躍されている方を講師にお招きし、ご自身のキャリアや志についてお話しいただく講演形式の授業。生徒が将来の展望を持ち、進路についても深く考えられる機会となっています。