6月は、茶道の先生をお迎えして作法教室が行われます。
その初日となった9日、2年生と3年生が抹茶点てに挑戦しました。
部屋の入り口で先生へのご挨拶を済ませ、畳の上に座り、まずはお軸とお花を拝見です。
今回のお軸は、
関 南北東西活路通
(かん なんぼくとうざいかつろつうず)
「関」とは、関所や入口のこと。後に続く「南北~」の部分と合わせると、「困難や大変なことがあっても、ひとたびそこを越えれば、四方八方、よろずに道が開けている」という説明を熱心に聞いていました。
2年生は2グループで向かい合って正座。末席になった生徒がお詰めを務め、正客(しょうきゃく)から順にお菓子をいただきます。お茶点てに挑戦する前には、お向かいに座るクラスメイトを自分のお茶でもてなすと聞いて驚いた様子も見えましたが、背筋を伸ばし、茶筅を小刻みに動かして、お茶を点てることができました。
お茶をいただいた側の生徒から「全部飲めた」「おいしかった」という声が上がると、ほっとひと安心、と嬉しそうな表情でした。