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ニュース&トピックス

プロに学ぶ英語と演劇  White Horse Theatre公演

投稿日:2016.09.27

第Ⅰ期 第Ⅱ期 第Ⅲ期

 921日(水)、イギリスから来日中の劇団White Horse Theatre(※イギリス英語表記)による英語劇鑑賞会を行いました。全編英語ですが、リズミカルな英語やわかりやすいストーリーが展開され、どの学年も大いに楽しみました。


小学校13年生は「Spot the Dog」を鑑賞。人間の言葉を話せる犬のSpotと、それを知らない飼い主の女の子HilarySpotは花壇をめちゃくちゃにしたり、庭から逃げ出して川や道路を渡ったり、果てはプレゼント用のチョコレートまで食べてしまいます。児童の間まで走り回るいたずら好きなSpotの行動に、歓声が上がっていました。


46年生には「Jack and the Beanstalk」を上演。貧しいジャックが大きな豆の木を登った先で見つけた国。そこに住む巨人は人間の子どもを食べてしまうといいます。巨人の持つ金や宝物を持ち出して逃げるジャックを応援する気分で、ドキドキしながらの鑑賞となりました。


中学生向けの「The Slug in the Shoe」の登場人物は、ひとり親家庭の2家族。それぞれの子どもたちは同じ学校に通っていますが、仲が良くない様子。それに反して親しくなっていく親同士の仲を阻止しようと、あの手この手(お酒の味をまずくさせたり、靴下にナメクジを入れたり…)で奮闘する子どもたちの姿が楽しいホームコメディでした。


 


 劇終了後には、俳優のみなさんとの交流の時間があり、子どもたちは英語で「どうして俳優になったのか」、「どんな日本の映画が好きですか」などの質問をしました。中でも6年生が「(さいきょう祭で)ミュージカルに挑戦しますが、何かいいアドバイスはありますか」と聞くと、「セリフをしっかり覚えること」「演技が自然な感じになるまで何度何度もリハーサルを重ねる」など、役者としての助言をいただきました。


英語劇鑑賞は、生きた英語に触れ、英語への学習意欲を高めることを目的に行っています。三宅至くん(中3)が「もっと英語を勉強しなければいけないと思った。」と言っていたように、学習により磨きをかけ、今以上に理解を深めていくことを期待します。


舞台では、身振り・手振りのジェスチャーや顔の表情に加え、言葉のやり取りが生まれます。演技とはいえ、役者間で本物のコミュニケーションが必要であるということが分かりました。また、上演中、後方ではディレクターの方がメモをたくさん取っていました。「観客の反応やおもしろいと思ってもらえたポイントを探りながら、より楽しめる舞台を目指してどんどん工夫を重ねる」のだそうです。英語学習と同時に、小道具の使い方など参考になるところもあり、「魅せる舞台づくり」という意味でも大いに刺激を受けることができました。

Spot the Dog(小1~3)

Jack and the Beanstalk(小4~6)

劇団員との交流会(中学生)