6月9日(木)、小学6年生が社会科見学で千曲市にある森将軍塚古墳を訪れ、事前の授業で学んでいた古代の日本における豪族や古墳を実際に見て理解を深めました。
この古墳は今から約1600年前の4世紀末に造られた、信濃国の前身・科野(シナノ)の首長の墳墓と見られています。築造当時のままに復元された古墳は、丘の尾根いっぱいに葺石(ふきいし)が敷きつめられ、きれいな稜線を描いていました。子どもたちは学芸員の方の話にしっかり耳を傾け、森将軍塚古墳の歴史・規模などをワークシートにどんどん記入していきました。「森将軍とはどんな人だったのか」との質問をすると、「森」というのは苗字などの人物名ではなく、地区名だとのことでした。また「どんなものが石室(ひつぎ)の中に入っていたのか」などの質問をし、遺跡から出土した副葬品などについて丁寧に答えていただきました。
高台からの景色も素晴らしく、千曲川や田畑を見下ろすと、当時の周辺が豊かであったことが想像でき、地元・信州の史跡や郷土に対する意識も高まりました。