小学2年生による1日限りの「才教商店街」が、8月27日(木)にオープンしました。
どんなお店で何を売るか、商品をつくり値段を設定して…など、1学期から入念に準備をすすめてきました。その甲斐あって、商品はどれもすてきなものばかりで、開店と同時に大にぎわいとなりました。
2年生は、お客さんである1年生に喜んでもらうこと、そして売り上げ1番を目指して、「いらっしゃいませ!」「いいものありますよー!」と、大きな声で呼びかけていました。
どのお店もお客さんが途切れることなく、閉店間際になると、タイムセールで最後の追い込みです。商品が売り切れるお店も出る中、1年生はいろいろなお店を回り、掘り出し物を探して才教商店街を満喫していました。
「このゲーム、すごくおもしろいよ!」
「いいなぁ、どこのお店で売ってたの?」
1年生はそれぞれが買ったものを持ち寄って楽しそうに見せ合い、あふれるほどいっぱいになった袋を抱えて商店街を後にしました。後で届いたお礼の手紙には「来年は、ぼくたちもいいお店をつくりたいです。」との言葉。
4月から学校探検や遠足で交流を深めてきた学年同士、おたがいにとても楽しんだ様子でした。
売り上げ一番になれるのはたった一店だけです。しかし、たとえ一番になれず悔しい思いをしても、1年生が喜んでくれたことで、働くことが「みんなを幸せにする」と気づきます。この気づきが、才教商店街の目的です。
「がんばったけれど、一番になれなかった。でも1年生がよろこんでくれてうれしかった。」
多くの2年生が、才教商店街を振り返って、このような感想文を書きました。
周りの人の幸せを願う心や、学校使命である「世のため人のためになる」高い志が子どもたちの心に根付き、またひとつ上級生らしく成長したと感じます。