投稿日:2023.12.23
修学旅行で東北を訪れ、現地で見てきたこと、聞いてきたこと、現場でしか体感することができない空気感に触れた6年生。私も旅行に一緒に行きましたが、その彼らが、あえてこのような歌を選択し、歌詞をしっかり理解しながら表現力豊かに歌ってくれたことは、とても感慨深いです。
『浦島太郎の鬼退治』で見せたフレッシュさとは異なる雰囲気、緊張とは違う、精悍ともいえる表情が、まだ目に焼き付いています。
投稿日:2023.12.23
♪合奏『アシタカ戦記』
♪合唱『サザンカ』
♪合唱『We Are The World』
♪合奏『久石譲メドレー』
♪合唱・ダンス『沈丁花』
「最後となるさいきょう祭のステージを、9年生らしさで染めあげてほしい」
・・・いつもこのような思いで見守っています。
自分たちで選んだ好きな歌、好きな曲を、みんなで楽しんで披露していることが分かりましたし、私も一緒に楽しませてもらいました。私もここまで9年間、彼ら、彼女らが立ってきたさいきょう祭の舞台を見続けてきました。1年生のときの歌う姿は本当にかわいらしいものでしたが、今やすっかり大人びて、感謝や平和といった思想性をよく表しているなと思いながら聴いていました。
私が特に感心したのは、『沈丁花』のドラムです。このリズムはロールが基本で、キープするのがとても難しかったと思いますが、歯切れの良さとうまさに、思わず本人に声をかけたくらいです。歌いながら軽やかにダンスをするあのパフォーマンスは、この9年生でしかできないものだったと思いますし、自然と涙が出てきました。
自分達にゆかりある楽曲の演奏をするに至ったのも、長く才教学園に通い、さいきょう祭という場で培ってきたからこそだと思います。指揮を担った生徒たちも、ただ拍を刻むのではなく、学年の声と音をめいっぱい引き出し、指揮者たる役割をしっかり果たしていました。
性差なく仲が良いこと、お互いに変に気を遣い過ぎない彼らのあたたかさが滲み出ていました。
投稿日:2023.12.23
4年ぶりの全校合唱となりました。これこそ、才教でしか、才教にしかできない演目です。いろいろと心配が尽きない中での練習を、私も見守ってきました。午前中で演目が終わり待機していた低学年から、出番直後の9年生まで、全員がステージに立って歌う全校合唱。それを客席から見聴きしていて、私は、本当に心が震えました。ようやくこの風景が戻ってきた、と。1階席の扉付近では先生たちも満面の笑顔で体をスイングさせていました。
体育祭の応援合戦もそうですが、全員で作るものとはいえ、現在在席している生徒、ご家庭のおよそ半数にとっては初めての経験になります。
ゲネプロは先生たちしかいなかった客席に、さいきょう祭当日はたくさんのお客さんが入って自分たちを見てくれている。会場全体の雰囲気を含め、すべてが壮観でした。
指揮をつとめた林さん。彼女には、意外な言葉の紡ぎ方や表現に驚かされることが少なくありません。持ち前の才能を存分に発揮するその後ろ姿に、凛とした芯の強さを感じました。以前、さいきょう祭の講評の場で、『止まない雨はない」というフレーズを出しましたが、「この言葉がこれほどまでにはまるとは...」と、そう思わずにはいられないさいきょう祭でした。
生徒のみなさん、たくさんの感動をありがとうございました。