投稿日:2023.12.23
布で見事に表現しきった嵐のシーンが、とにかく圧巻でした。大きなうねりに翻弄されてかしぐ小舟、それに合わせて右に左に振られる浦島太郎たちの演技もさることながら、あの一体感は格別でした。これこそ「THE 才教」というか、一丸となって同じ方向を向けば、これほどのパワーが生まれるんだという。担任の先生の熱量が子どもたちに伝わり、それを余すことなく昇華させたと思います。
キャラクターの性格や特徴をしっかりと掴んだお芝居、キジや烏帽子姫の歌のうまさ、亀の味のある演技、女官たちの健かさ(したたかさ)などに6年生「らしさ」が溢れていました。
どの役も、この6年生だからこそ出せた色味です。非の打ちどころのない演奏と演出は、今回のさいきょう祭でも際立っていたと思います。