投稿日:2023.12.23
♪合奏『クラッピングファンタジー第2番』
♪リコーダー奏『風になりたい』
♪合唱『どんなときも』
鍵盤ハーモニカとピアノ演奏を伴ったクラッピング、リコーダー奏、合唱と多彩な内容ながら、ステージ自体はとてもシンプル。それゆえ、全体が醸し出す静謐さで勝負してくれたのがこの4年生でした。
難度の高いクラッピングは、音が反響し過ぎないように音響スタッフの皆さんにも協力もいただくなど工夫をしたと聞いています。おかげで会場に届く音はすっきり鮮明なもの、輪郭のはっきりしたものになり、あの息の合ったパフォーマンスに私は素直に感動しました。
リコーダー奏は技術的な演目。ともすればミスタッチが目立ってしまいがちな曲ですが、低音域、高音域まで出しづらい音もパートごとにしっかり仕上げて、本番で4年生の持つ強さを発揮してくれました。
そして、合唱の裏話を少し。校内リハの段階では、2部合唱とはいえまだ粗さもあったという記憶がありますが、そこからの約2週間、4年生は「いい声を響かせよう」「もっと感情を込めた表現を目指そう」と、歌の本質を求めて練習に励んでいました。大きいステージでも安心して歌えるまでに成長した子どもたちのことを、とても誇らしく思います。その『どんなときも』を歌う子どもたちの後ろに次々と映し出された感謝のメッセージ。私の近くに座っていた4年生の保護者の方は、涙を禁じ得ないといったご様子でした。子どもたちの思いが届いたあたたかいステージに、私も胸を熱くしました。