投稿日:2023.12.23
静と動のコントラスト、エッジのきいた演出でした。美しいものをより美しく見せること、元気のよさやキレといったものを惜しみなく表現すること。さいきょう祭の演目として、観客に対するエンターテインメント性がひときわ確立された構成でした。
私としては、『ゆうき』の繊細な力強さを3年生として仕上げたことは、「立派」のひとことに尽きます。心に訴えかけ、深いところまで沁みてくるあの表現力は、歌詞の意味を理解し、人に伝えようというところから生まれていたように思います。また、その表現力をより増幅させたあの歌唱力。先生たちの導きによって、あのようにしっとりと、調和のとれた本番のステージを見せてくれた3年生にはとにかく驚かされました。大きな再発見をした気分です。
ダンス前の映像では、日頃の学校生活とさいきょう祭練習に打ち込む3年生の様子が映し出されました。子どもたちがどれだけ考えて頑張っているかを伝えるもので、「このあとにどんなものを見せてくれるのだろう」と、観客を前のめりにさせました。暗闇の中に浮かび上がった「ダンス」「アイドル」の文字。それと対照的な赤・青・銀の衣装とポンポンはとてもインパクトがありました。大ホールの空間をあそこまでひとつにしてくれた感動です。クライマックス、ポンポンで作った「SAIKYO!」の7文字が決まったときには、観客からどよめきの声が上がりましたね。最高でした!