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5年 合唱『旅立ちの時』 合奏『フィンランディア』

5年 合唱『旅立ちの時』 合奏『フィンランディア』

投稿日:2023.01.24

 感動を生む合唱を披露してくれた5年生。
 『旅立ちの時』の歌詞に登場する「夢をつかむ者、花を咲かせる者」とは、これからを生きていく僕たち、私たちです―。
 鑑賞の余韻の中で、5年生がこのように宣言したと思われた方もいらっしゃるのでないでしょうか。長野県出身の久石譲さんが作ったこの曲には元々歌詞がなかったそうです。詩人・歌手であるドリアン助川さんが感動して歌詞をつけたもので、20年以上前に開催された長野パラリンピックのテーマソングになりました。久しぶりにこのメロディを耳にした方もいるかもしれません。あの頃はアスリートの応援ソングとしてたびたび聴かれたものですが、悲しいニュースが相次ぎ、すっきりしない状況が長引く現在の状況においては、優しく、そして力強く背中を押してくれているように思えます。これからも希望を持ち続け、様々なことが好転していくことを願います。胸にはお手製の小さな花を飾り、背景に映し出されたぬくもりある映像も自分たちで作ったもの。指揮を担当した生徒の、緩急ある振りもすばらしかったです。
 『フィンランディア』は、フィンランド第2の国歌と称される有名曲。曲が作られた背景やシベリウスについては深く触れませんが、教師から作曲家に転身した彼がこの曲に込めた一番のテーマは愛国心。「苦しみや不幸に立ち向かい打ち勝とう。未来は明るいと信じ、希望を持とう」という強い意志が存在しているのだそう。
 これもさいきょう祭ならではのプログラムと誇れるのは、劇や歌と並んでクラシックの大曲をこのように立派なホールで演奏できる機会があるということ。小学生で扱える楽器に限りはありますが、譜面なしで長い曲の演奏に挑戦した努力は、才教生として称賛に価します!