投稿日:2023.01.18
体にいいことは分かっているけれど、味や触感が苦手だからと子どもから敬遠されてしまうこともある野菜。
「野菜が体を守ってくれるヒーローだなんて、本当なの?」
「苦いし、酸っぱいし、野菜なんていーらないっ!」
そんなことを言わないでと、お母さんは困り顔です。そして、子どもたちの言い分に心を痛めている存在は他にも・・・。
ナス、ピーマン、ニンジン、トマトにタマネギたちは、自分たちにすごい力があることを伝え、何とかして自分たちを好きになってもらおう、食べてもらおうと画策。「そういうことなら任せてよ!」と名乗りを上げたのは、野菜の妖精"ベジタブリー"の6人でした。ベジタブリーは魔法の呪文を唱え、子どもたちをお母さんの体の中へと誘います。
「元の世界に戻るためには、野菜を食べることの大切さを知ることが必要だよ!」
そろりそろりと子どもたちに近づく怪しい影。その正体は、体の健康を奪うというたくさんの"きん"でした。なかなか手ごわい相手です。その勢いに押されるベジタブリーを助けようと、野菜たちが力を合わせてガードを固めました。野菜に含まれるビタミンやリコピンの圧倒的な力で、とうとう"きん"をやっつけることに成功。「野菜にはすごい力があるんだね」と、子どもたちは無事に元の世界に帰ることができました。
家ではまた、ご飯の時間になり・・・「野菜はぼくたちの体を守ってくれたよね」「野菜ってすごいよね」と、今度は楽しい食事風景です。
野菜の妖精たちも、自分たちの役割をわかってもらえたこと、おいしく食べてもらっていることに嬉しそうです。これからもたくさん食べてもらえることを願いながら、子どもたちにおそろいの野菜の帽子をプレゼント。
2年生が「たくさん野菜を好きになって みんなで元気に遊ぼうよ」と歌っていたのは、『おひさまになりたい』の歌詞を演目に合わせてアレンジしたもの。そして、頭に乗せた野菜やきんの帽子は、自分たちで作り上げた1点ものです。色や形にこだわって完成させた帽子、ビタミンカラーの衣装がとても似合っていました。これからも、野菜をたくさん食べてください!
『それでは、今夜の夕ご飯でお会いしましょう!!』