投稿日:2019.12.03
気を取り直し、城の中を見たいというベルを図書館へ案内した野獣は、ベルが読んで聞かせる本の世界に興味津々。お互いの優しさに気づき、いつしか二人は惹かれあっていきました。ルミエールたち召使いは、その様子をそっと見守り、「人間に戻りたい」という思いを一層強くします。
一方、町の酒場ではガストンと仲間たちが大騒ぎ。そこへモーリスが「ベルが野獣に捕まり牢に閉じ込められた!」と飛び込んできました。ベルを助け出し、好きになってもらおうとするガストンは、野獣を倒すため武器を手に城へ…。
ルミエールたちが必死に応戦しますが、とうとう人々の侵入を許してしまいます。ついに野獣と対峙したガストンは、ベルに「怪物はあなたの方だ」と言われ、野獣にも脅されて暗がりに逃げ込みます。
「きみは町に戻り、父親と暮らす方が幸せだ――」
ベルにそう告げた瞬間、隠れていたガストンが飛び出し、野獣の脇腹に剣を突き刺します。瀕死の重傷を負い倒れた野獣を愛するようになっていたベルの悲痛な叫び声が響きます。
そこへ魔女が現れ、真実の愛を知った王子の呪いを解きました。
「きみのおかげだ。本当にありがとう」
10年ぶりに人間の心と姿を取り戻した王子は、ベルに心からの感謝を告げ、二人だけの舞踏会が始まったところで、物語は幕を閉じました。
フィナーレは全員で歌う「♪愛のとびら」。町の人々、お城の召使たち、王様やお后様、ガストンと仲間たち、ベルと野獣(ダブルキャスト)がステージに並び、最後の挨拶までしっかり務めあげました。
大作へのチャレンジは易しいものではなかったと思いますが、演出、衣装、楽器演奏など全員の力を結集させ、『美女と野獣』の世界を見事に演じきりました。
城を守る必死の戦い
倒れた野獣に寄り添うベル
フィナーレ ♪愛のとびら