投稿日:2017.06.15
参加選手を学年別にして行われる大綱引き。
1回目は、5年生と6年生が出場しました。どちらも自軍の勝利を願い、意気昂然と入場しました。
「絶対勝つぞ!!」
「オー!!」
奮起を促すキャプテンの声に応えて、活気づく選手たち。各組60人弱ですが、その声は迫力に満ちていました。
位置を合わせ、合図を待っている間も、綱を持つ手には自然と力が入ります。対戦が始まると、個々の力を後ろへ向かわせようと足を踏ん張ります。ぴんと張られた縄を、天井を見上げるほどにのけ反った格好で引っ張り続ける選手たち。
ジャッジの旗が赤組の優勢を告げた一回戦に続き、二回戦も赤組が白組の力を上回って二戦二勝。綱を握り続けた手、その掌中に勝利を収め、退場も喜色満面の笑みでした。
迎え入れる先輩たちと笑顔でハイタッチ
投稿日:2017.06.15
全方向から放物線を描いて飛び交う紅白の球を、拾っては投げ、拾っては投げ、精いっぱい腕を伸ばして、球をかごの中へと投げ入れていました。
1回戦の1年生対決、2回戦の2年生対決では、カウントしている最中、「たくさん入ったのはどっちかな…」と少し曇った表情で待っていました。一方の先生が最後の球を高く上げると、まだ球が残っている方のチームは笑顔とガッツポーズで喜びを表現していました。
学年対決は一勝一敗。勝負は三回戦に持ち込まれました。
三回戦は全員対決。全部の球をかごに入れ、なおかつ早く整列して座った方が勝ちというルールです。
グラウンドに散らばる球の数が少なくなってくると、その状況をしっかり見て、「あとはまかせたよ!」というように、徐々に選手は待機場所まで戻っていきます。戦局を見守る1年生の小さな背中は、最後の一球が入るまで「がんばれ!がんばれ!」と応援を続けていました。
三回戦を制して、この競技に勝利したのは白組でした。惜しくも勝利を逃した赤組も、白組に向けて大きな拍手を送りました。
投稿日:2017.06.15
センターに置かれた15本の棒を自陣に持ち帰り、本数が多かったチームが勝ちとなる棒引き。3年生対決、4年生対決、そして学年混合の対決が2回あり、計4試合を行いました。
スタートの合図で一斉に中央へ走り出す選手たち。
俊足を生かして、引っ張り合いになる前に早々と棒を陣地へ引き込むこともあれば、
数人ずつのグループ同士で力くらべをすることも。確実にポイントを獲ろうという作戦から、3人対1人の状態で圧倒したり、つかんだ棒をがっちりと脇に抱え、3、4人ずつでつば迫り合いをしたりという姿も見られました。
赤組と白組、どちらも大健闘でしたが、最終結果は赤組の勝利。タイヤライダーに続く連勝で、赤組の応援席も大いに沸きました。
投稿日:2017.06.15
異学年合同競技も才教学園の体育祭の特徴です。6、8、9年生によるこの「タイヤライダー」もそのひとつ。選手を1人タイヤに乗せ、そこにつけたロープを4人で引っぱり、リレーしていきます。乗り手と走者の選び方も重要なポイントです。
競技が始まると、勢いある走りとスライドするタイヤから上がる砂煙で、フィールドはさながらサーキット。ロープを握って走る4人は、後ろを振り向くこともなく韋駄天のように走っていきます。
中間地点に待ち受けるポイントを一周するのですが、ここが難所。内側を走る選手は回転の軸となって足を踏ん張り遠心力に抗う。反対に、外側の選手はスピードを保ちながら走り続け、次の走者につなぐため直進。乗り手も自分の体が外側に引っ張られるのをこらえながら、必死にタイヤにしがみつきます。それでもバランスを崩して振り落とされてしまったら、急いで乗り直してリスタート。
6年生から8年生、9年生と学年が上がるにつれ、スピードもアップしていき、激走の結果、先にゴールした赤組に軍配が上がりました。
投稿日:2017.06.15
スタートラインに立ち、名前が呼ばれるたびに「はい!」と大きな声で返事をする1年生。少しお兄さん、お姉さんになった2年生も、後方に座ってその時を待っていました。
スタートの号砲が鳴ると、一斉に走り出す小さな選手たち。白組と赤組の先輩、それに家族の声援を受けながら、真っすぐにゴールに向かってダッシュします。走り終えた後の選手の顔は、順位に関係なく満足そうに見えました。
腕を大きく振り、地面を強く蹴りだして、自分の体を前へ向かわせていく小さな雄姿。
日頃のかわいらしさとは違う、凛々しい一面を垣間見せました。
投稿日:2017.06.15
3年生と4年生による短距離走は、各レースの順位が赤組と白組の得点に影響することから、どの選手もスタート前から真剣な面持ちで自分の名前がコールされるのを待っていました。スタートダッシュも大きな武器ですが、コースアウトしないようにコーナリングにも気を付けながら、1位になろうと全力でゴールを目指します。
ゴールテープを切った後は、等賞係の先輩たちの誘導で順位ごとに並び、仲間のレースを見守ります。
靴が脱げても、転んでも、一人ひとりが「チームの勝利のため!」とひたむきに走る姿に、大きな声援が送られました。
投稿日:2017.06.15
5年生、7年生、9年生が参加する新競技、ローリングランナー。4人一組でリレーを行うのですが、バトンとなるのは大玉です。この大玉を4人全員で転がしながら、スタートからゴールまでコーンを回って約100メートルを走り、次のチームにつなぎます。
直径1.5メートルほどの大玉は、5年生の身長では前が見えないこともありますが、外側を走る選手がリードしたり、カーブの内側で勢いを抜いたりしながら、大玉をコントロールして運んでいきます。
この競技はスピードが大事。でも、速すぎると大玉と一緒にカーブを曲がり切れなくなることもあります。また「4人全員が大玉に触れていること」というルールなので、明らかに手が離れた状態で走ると審判の笛が鳴り、そこから再度仕切り直し。大玉に遅れまいと、選手たちは懸命な走りを見せ、アンカーの9年生チームが中央に旗を立てて、勝ったのは白組でした。
投稿日:2017.06.15
午前の応援合戦は赤組先行。団長の笹木くんは、列の前に立つと、数回の深呼吸をしてから体を反らせて大声を出し、赤組を鼓舞しました。打ち鳴らされる太鼓の音に合わせ、団長の脇を固めたり赤組全体を囲むように並んだ応援団員からも、昨年度に続く連覇を果たそうという思いがひしひしと伝わってきます。自軍を奮い立たせた後は、対する白組の健闘を祈るエールを送りました。
白組の団長は關さん。赤組団長と同じく、大きく堂々とした声を会場に響かせ、磁路組を奮起させます。太鼓のリズムに遅れることなく、手拍子をする白組の選手たち。勢いにつられてジャンプしてしまうほど、強く握った拳を高く高く突き上げていました。応援の締めくくりは、赤組の善戦を願うエールとなりました。
空気が引き締まる各組の応援。
この場を指揮する応援団や上級生の姿に、下級生はやっぱり憧れるわけです。
投稿日:2017.06.15
入場行進を終え、整列した生徒たちを前に、9年の根本くんが声高らかに開会を宣言しました。学校長挨拶に続く来賓紹介では、お忙しい中、会場に足を運んで下さったご来賓の皆様から、選手たちにあたたかい応援の言葉をいただきました。
そして、体育祭本部長 大日方くんの挨拶や、昨年総合優勝した赤組代表者による優勝カップの返還などが行われました。
選手宣誓は、赤組と白組の両キャプテンから。左右に分かれた列の中から機敏な様子で中央まで走り寄り、小松校長の前で正々堂々と、全力を尽くして最後まで戦い抜くことを約束しました。
準備運動を済ませ、さあ、いよいよ競技の始まりです!
本部長挨拶
選手宣誓
投稿日:2017.06.15
会場に開始5分前のアナウンス。それまで賑やかだった生徒たちはすっと前を向き、静かになりました。教職員も整列し、スタンバイ完了です。
ファンファーレに続いて音楽が流れると、笛の合図に併せて生徒が一斉に足踏みを始めました。手前に見える1年生、それよりずっと後方にいる9年生までが「この時を待っていました!」と言わんばかり、ざっざっという足音が聞こえていました。
大旗を掲げて先頭を歩く、赤組キャプテン野村くんと白組キャプテン飯嶋くん。副キャプテンたちと、校旗を持った応援団長らが続き、選手も入場開始です!
1年生は初めての体育祭にドキドキワクワク。体は小さくても、「絶対負けない!」という大きな思いを胸に、堂々と行進をしていました。
学年が上がり、先輩になった2年生も、気合十分です。
3年生は、行進するときの手の振りの高さを合わせること、列を揃えることを頑張ってきた成果が出ていました。
第Ⅰ期の最高学年、4年生。常に下級生の見本となることを意識した歩みを見せてくれました。
5年生は「できることはすべてやり尽くす」意気込みで、6年生、7年生も先輩を支え後輩の手本となるような立派な行進を見せました。
8年生、9年生ともなると列も美しく、颯爽とした無言の格好よさがありました。特に9年生にとっては学校生活最後の体育祭。赤白どちらの生徒も、勝利の凱歌を上げようと静かな闘志を燃やしていることが感じられた入場行進でした。
1年生
9年生