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第18回体育祭レポート⑬

第18回体育祭レポート⑬

投稿日:2023.08.08

 最終種目の「タイヤ取り」。センターラインに沿って並べられた大・中・小三種類のタイヤを取り合い、真っ向勝負を毎年見せてくれる9年生。もうすっかり才教学園の伝統です。勝てば15点が入る男子対決と女子対決、そして配点20点となる男女混合対決の3ゲームです。赤組と白組の点差はリレー終了時点で43点と、赤が追いかける展開となっていました。


 今日一番の応援、拍手を受けて9年生が位置につきました。逃げの選択肢など一切なし、各対決においては力比べのみならず、どのタイヤを誰が取りに行くかといった、初動も大きく影響することはみんなが分かっています。
 練習ではまだ互いに和やかなムードが漂っていましたが、この日、このときは本当に真剣な表情でぶつかる覚悟がひしひしと伝わってきました。


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 競技は1回戦・女子対決から手に汗握る戦いに。膠着状態で苦しい中、会場全体から生徒を応援する声が上がります。2回戦の男子対決も制した赤組。最後、ほとんど白組に持っていかれたタイヤに追いついた赤組・鎌倉くんの、他に類を見ない脚力に拍手喝采。白組の代表者と堪えに堪えた戦いでタイヤを奪いとる姿は圧巻でした。


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 男女一名ずつの代表選までもつれ込んだ最終対決。1年生から8年生は、声を枯らすほどの声援と太鼓の音で9年生にエールを送り続けていました。勝ちへの執念は、赤組のそれが白組を上回ったのか...、3回戦までも赤組が勝利し、この競技の総得点50点をすべて手に入れました。


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 同じ組の中で、そして互いの組に対して健闘を称え合う姿に、才教生としての矜持が、生徒一人ひとりの中に確かにあることが感じられたと思います。
 退場後のバックグラウンドでは、悔しさで落ち込み、むせび泣く白組に、完全勝利と健闘の感謝で喜び合う赤組と、同じ涙でも感情の異なる涙を流していました。後輩にしかとその背中を見せてくれた9年生、本当に素敵でした。


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